「このままでは死ぬかもしれない」

4年前、病院のベッドで本気でそう思いました。高血圧が原因の動脈解離。2週間の入院。原因は、間違いなく自分の生活習慣でした。

あれから4年。体重は69kgから60kgになり、血圧は正常値で安定し、健康診断で何も指摘されない年が来ました。

この記事で伝えたいのは「病気をして生まれ変わりました」という話ではありません。私が4年かけて、何を、どの順番で変えたのかです。

実はこの順番にこそ、続けられた理由がありました。もし私がいきなり運動から始めていたら、たぶん1ヶ月ももたなかったと思います。

※はじめにお読みください
本記事は私個人の体験を記したものであり、医学的な助言ではありません。治療方針や服薬については必ず主治医の指示に従ってください。自己判断での中止や運動の開始は、重大な健康被害につながるおそれがあります。

倒れる前の私は、こんな生活でした

まず、当時の自分を正直に書きます。

ラーメン、唐揚げ、チャーハンが大好き。醤油やソースは何も考えずにかける。塩分のことなど一度も気にしたことがありませんでした。外食も多く、自分の体に何を入れているかなんて、考えたこともなかったのです。

そして運動とは完全に無縁でした。

ただ、誤解のないように書いておきたいのですが、だらだら過ごしていたわけではありません。仕事も家庭もそれなりに忙しく、3人の子どもたちと休日に公園へ行くことも多くありました。

ただ一つ、意識的に体を動かす習慣だけが、すっぽり欠けていたのです。

食生活の乱れと運動不足。この2つが重なって、体は少しずつ悲鳴を上げていたのだと思います。

そして、動脈解離で倒れました

ある日、突然でした。

高血圧が原因の動脈解離。血管の壁が裂ける病気です。救急搬送され、そのまま2週間の入院となりました。

怖かったです。「このままでは死ぬかもしれない」と本気で思いました。

そして何より、家族や周囲に多大な迷惑をかけました。あの時の申し訳なさと恐怖は、今でも忘れられません。

それでも今、こう思っています。あの病気がなければ、今の自分はなかった。

【本題】4年かけて、この順番で変えました

ここからがこの記事の中心です。

私は退院後、いきなり全部を変えたわけではありません。振り返ると、きれいに4段階で積み上がっていました。

順番変えたこと時期
1食事(塩分制限)退院直後
2早起き食事が整うと自然に
3ランニング早起きのついでに
4筋トレランニング開始から約1年後

ステップ1:まず食事から変えた

退院時、病院から塩分制限の指導が入りました。まず取り組んだのは食生活の改善です。

大好きだったラーメンを控えるところから始めました。今では1年に1度食べる程度です。

醤油やソースも使わなくなり、代わりにレモンやお酢を取り入れるようになりました。外食もほぼしなくなり、お酒も自然と減りました。

最初は物足りなさを感じていました。でも続けるうちに、素材そのものの味がわかるようになってきたのです。今では調味料がなくても、食事がおいしく感じられます。実際に何を食べているかは減塩生活の記事に一日の献立まで書きました。

ステップ2:食事が整うと、勝手に早起きになった

これは自分でも予想していなかった変化です。

食生活が整うと、自然と朝早く目が覚めるようになりました。努力して早起きしたわけではありません。体が勝手にそうなったのです。

今思えば、ここが分かれ道でした。もし食事より先に「毎朝5時に起きて走るぞ」と決めていたら、寝不足のまま気合いだけで走ることになり、続かなかったはずです。

ステップ3:「せっかく早起きしてるし」で走り始めた

そしてある朝、ふと思ったんです。

「せっかく早起きしてるし、走ってみようか」

これが全ての始まりでした。決意でも目標設定でもなく、ただの思いつきです。

最初は15分走るだけでヘトヘトでした。でも続けるうちに体が慣れてきて、20分、30分と伸びていきました。今では毎朝40分が当たり前になっています。

ステップ4:1年経ってから、筋トレを足した

ランニングを始めて約1年が経った頃、今度は「もっと体を引き締めたい」という欲が出てきました。

そこで筋トレをスタート。腕立て・腹筋・背筋・下半身と、今では全身をまんべんなく鍛えています。これも毎朝の習慣です。

ここでも大事なのは順番です。筋トレは「やらなきゃ」ではなく「やりたい」と思ってから始めました。だから苦にならなかったのだと思います。

この順番が良かった理由

4年経って振り返ると、この順番には理屈がありました。

  • 食事は、意志の力がほとんど要らない — 買うものと作るものを変えるだけ。毎朝つらい思いをする必要がない
  • 食事が整うと、睡眠の質が上がる — 早起きが「努力」ではなく「結果」になる
  • 早起きができてから走る — 起きる労力と走る労力を、同時に払わなくて済む
  • 筋トレは最後 — 走る習慣という土台の上に乗せるだけで済む

多くの人は逆をやります。いきなり「明日から毎朝走る」から始めてしまう。私も病気になる前ならそうしていたはずです。

そして、寝不足の体で気合いだけで走り、3日で力尽きる。続かないのは意志が弱いからではなく、一番きついところから手をつけているからだと思います。

「雨の日も走る」と決めた日

継続していると、面白いことが起きます。

朝、雨が降っていても「今日は休もう」という気持ちにならないのです。むしろ、走らない方が気持ち悪い。

今では雨の日も走ると決めています。

やるかやらないかで悩む段階を超えて、「やるのが当たり前」になった時、それが本物の習慣だと思っています。

4年間の変化

数字と事実で並べます。

項目倒れる前現在(4年後)
体重69kg60kg
血圧高血圧・動脈解離を発症正常値で安定
健康診断複数項目で指摘指摘なし
起床時間ばらばら朝5時に自然と目が覚める
花粉症毎年つらかった症状がほぼなくなった
二日酔いよくしていたしなくなった

体重が落ちただけでなく、顔のむくみが完全になくなり、二の腕もかなり引き締まりました。

正直、花粉症と二日酔いは想定外でした。狙って手に入れたものではありません。生活を整えた「おまけ」として付いてきたという感覚です。

体だけでなく、生活そのものが変わった

見た目が変わると、気持ちも変わりました。

パーマをかけてみたり、歯科に定期的に通うようになり、フロスや舌磨きも習慣化しました。以前の自分では考えられないほど、見た目に気を使うようになったのです。

そんな変化に気づいてくれたのか、子どもの友達の保護者から「シュッとしてるね」と言われた時は、正直めちゃくちゃ嬉しかったです(笑)

スーツも体型に合わせて新調しました。自分に自信が持てるようになり、自己投資で勉強する意欲まで湧いてきました。

一つの習慣が整うと、隣の習慣も勝手に整っていく。これは4年間で一番意外な発見でした。

病気にならないと、人は変われないのか

ここまで読んで、こう思った方がいるかもしれません。「結局、大きな病気をしたから変われたんでしょう」と。

半分は、その通りです。私には強制的なきっかけが必要でした。

でも、もう半分は違います。病気そのものが私を変えたのではありません。病気のあと、何をどの順番で続けたかが変えたのです。

そして、その順番は病気をしていなくても真似できます。

できれば皆さんには、私のような経験をしてほしくありません。健康診断で何か指摘されているなら、その時点ならまだ食事を変えるだけで間に合います。

今日からできること

もし今、何かを変えたいと思っているなら、ハードルを上げる必要は全くありません。

順番のとおり、まず食事から始めてみてください。ラーメンのスープを残す。醤油の代わりにレモンをかける。それだけで十分です。

そして運動を始めるなら、毎日5分走るだけでいい。

「たった5分か」と思うかもしれません。でも、それでいいんです。大切なのは距離でも時間でもなく、続けること。

5分が当たり前になれば、自然と10分、15分と伸びていきます。私がそうだったように。

完璧じゃなくていい。速くなくていい。ただ、今日も続けた。その積み重ねが、いつか必ず自分を変えてくれます。

あわせて読みたい

この記事で触れた「食事」と「続ける仕組み」は、それぞれ別記事で詳しく書いています。

まとめ

最後に、この記事の要点です。

  • ラーメン・唐揚げ・チャーハン中心の食事と運動ゼロの生活が、動脈解離を招いた
  • 変えた順番は「食事 → 早起き → ランニング → 筋トレ」。この順番だから続いた
  • いきなり運動から始めるのは、一番きついところから手をつけること
  • 4年で体重69→60kg、血圧正常、健診の指摘ゼロ、花粉症と二日酔いも消えた
  • 一つの習慣が整うと、身だしなみや学ぶ意欲まで勝手に整っていった
  • 病気が変えたのではない。病気のあと、何をどの順番で続けたかが変えた

健康は、一度手に入れたら終わりではありません。毎日の積み重ねで守り続けるものだと思っています。

継続は力なり。これからも一日一日を大切に、健康資産を積み上げていきます。

今からでも遅くありません。小さな一歩が、必ず人生を変えます。

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シン
毎朝ランニングと筋トレを続けるアラフォーのシンです。 継続の力で人生を変えるべく奮闘中!
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